狐は豚に貢ぎたい

露文徒の雑記

2021-01-01から1年間の記事一覧

チェルヌイシェフスキー「何をなすべきか」について

今回はニコライ・チェルヌイシェフスキーが1863年に獄中で執筆した「何をなすべきか」(原題:Что делать)です。 この作品は当時の青年たちや後の革命家たちに多く読まれ、レーニンの愛読書にもなったロシアでは重要な作品です。 長い話なのであらすじでは細か…

ゴーゴリ「鼻」について

1833年から1835年にかけて執筆され1836年に発表されたゴーゴリの「鼻」です。 これもまたゴーゴリらしいおかしな話です。 簡単なあらすじ ある日理髪師が朝食を食べようとパンを切ったところ中から鼻が出てきます。 理髪師はそれが常連客である八等官コワリ…

ゴーゴリ「外套」について

1842年出版のゴーゴリの「外套」(原題:Шинель)です。 これもそのうちどっかでレポートとかで自分が使うかもしれないのでここにメモっておきます。 この話は、ゴーゴリ作品で初めて読んだ作品で、それまで読んだトルストイ作品とかと違ってすごくおかしな話で…

トルストイ「光あるうちに光の中を歩め」について

トルストイの「光あるうちに光の中を歩め」(執筆時期不明、原題:ходите в свете пока есть свет)は、キリスト教の説話的な話で僕は割と好きな作品です。 簡単なあらすじ 舞台は原始キリスト教時代の古代ローマ。キリスト教がまだ異教だった時代です。 主人公…

プーシキン「大尉の娘」について

今回は1836年発表のプーシキンの小説「大尉の娘」(原題 : Капитанская дочка)です。 これは宝塚の「黒い瞳」ってやつですね。 「オネーギン」は韻文小説でしたけどこれは散文小説です。 あらすじ 退役軍人の息子である主人公グリニョーフはついに軍務に就く…

プーシキン「オネーギン」について

1832年に執筆し終えたプーシキンの韻文小説「オネーギン」(原題:Евгений Онегин)ですね。 露文科の授業で最初に読まされた本です。 簡単なあらすじ 遊蕩児のオネーギンはペテルブルグの社交界で遊び歩いていたが、ふさぎの虫となり興味 を失ってしまったため…

レールモントフ「現代の英雄」について

1840年ミハイル・ユーリエヴィチ・レールモントフが発表した小説「現代の英雄」(原題:Герой нашего времени)についてここにメモっておきます。(いつか僕がレポートで使うかもしれないので) この作品は、雑誌「祖国雑記」に別々に掲載された五つの話が長編小…

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタについて

七夕前日の7月6日にお茶の水女子大学文教育学部言語文化学科英語圏言語文化コースのお友達と2人でディズニーシーとミラコスタに行ってきました〜(*´ω`*) 人生初ミラコスタ! 1週間くらい雨降ってたんですけど奇跡的にその日は雨振らなくて良かったです☺️ お…

入学式について

4月3日に1年生とは別で2年生のための入学式を早稲田大学が開いてくれました! 去年はコロナのせいで入学式無かったのでできて嬉しかったです(^^) 入学式は戸山キャンパスの戸山アリーナで行われました。一日のうちに学部ごとに何回かに分けて行われて僕の回…

2020年度のまとめについて

受験終わってからこの1年ほとんどブログ更新してなかったのでこの1年の間に何があったのかまとめを書こうと思いま〜す まず、受験終わって最初に何したかというとバイトを探しました。 それでホストのバイトを始めたんですけど、そこについては他の記事を書…

ホストについて

僕は大学受験が終わってからバイトを探して3月の半ばからホストのバイトを約半年やりました。 その感想や思い出について語ろうと思います。 まず何故ホストやろうと思ったかというと1つには金を稼ぎたいっていうのがあってもう1つは大学が始まるまでにコミュ…

早稲田大学文学部転部試験について

大学受験が終わって一年経つわけですが、相変わらずロシア語熱が冷めなかったので早稲田大学文化構想学部から文学部露文科に転部しました。 転部試験は外国語と小論からなる一次試験と面接の二次試験に分かれていて二月の終わりに2日連続で行われました。 僕…

白石聖を推してます